2019-09-12 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶりに反発 米の対中関税引き上げ延期などを好感も上値重い
12日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに反発。前場終値は前日比0.20%高の3014.80ポイントだった。深セン成分指数は0.22%高の9875.01ポイントと3日ぶりに反発した。上海、深セン両市場の売買代金は概算で3076億1700万元だった。
上海総合指数は高く寄り付いた後、おおむねプラス圏でもみ合った。トランプ米大統領が10月1日に予定していた対中制裁関税の引き上げを15日に先送りすると表明したことを受け、米中交渉の進展に対する相場を支えたほか、前日大引け後に発表された8月の金融統計が総じて予想を上回ったことも好感。ただ、今週前半に節目の3000ポイントを回復し、約2カ月ぶりの高値圏で推移しているだけに、あすから始まる中秋節連休を前に利益確定売りが重荷となった。指数は上値の重さが目立ち、中盤にはわずかながらマイナス圏に沈む場面もあった。
セクター別では、防犯設備、通信キャリア・通信設備、航空・空港が高い。不動産も堅調。半面、貴金属・宝飾品、農業関連、製薬、石油が売られた。
上海B株指数は0.24%安の274.61ポイント、深センB株指数は0.17%高の959.36ポイントだった。