中国汽車工業協会（CAAM）がまとめた2019年8月の新車販売台数は、前年同月比6.9％減の195万8000台にとどまった。減少率は7月の4.3％減から拡大し、14カ月連続の前年同月割れとなった。ただ前月比では8.3％増えた。

　車種別では、乗用車が前年同月比7.7％減の165万3000台、商用車は2.8％減の30万5000台。前月比ではそれぞれ7.9％、8.6％増えた。新エネルギー車の販売台数は8万5000台で、前年同月比では15.8％減ったが前月比では6.3％増えた。

　1−8月累計の新車販売台数は11.0％減の1610万4000台だった。CAAMは8月単月の販売台数が200万台を下回ったことについて「生産台数、販売台数ともに回復期にあるが数値には表れていない。排ガス基準『国5』車両が7月1日から販売禁止となったが、その前に駆け込み需要があった反動も尾を引いている」との見方を示した。