2019-09-11 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続伸、6週間ぶりに27000ポイント回復 銀行・香港不動産株に買い
11日前場の香港株式市場でハンセン指数は続伸。前場終値は前日比1.35%高の27044.87ポイントだった。中国企業指数は1.27%高の10535.11ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で455億6000万HKドルだった。
ハンセン指数は小高く寄り付いて狭いレンジでもみ合った後、前引けにかけて上げ幅が急拡大。心理的節目の27000ポイントを取引時間中としては8月2日以来ほぼ6週間ぶりに回復し、前場の取引を終えた。銀行株と香港系不動産株が軒並み大きく買われ、相場を押し上げた。中国が米国に対し、追加関税の発動延期や通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)への制裁緩和を条件に米国製品の購入を増やすと提案したとの報道を受け、米中が来月開く閣僚級協議への期待が高まったもよう。
個別では、香港を地盤とする中銀香港(
02388)とハンセン銀行(
00011)が大幅高。両行をそれぞれ傘下にかかえる中国銀行(
03988)とHSBC(
00005)、本土大手銀行の中国工商銀行(
01398)、中国建設銀行(
00939)も高い。香港で不動産を手掛ける新鴻基地産(
00016)、九龍倉置業地産(
01997)、新世界発展(
00017)、長江実業集団(
01113)がそろって上昇した。一方、製薬の中国生物製薬(
01177)と石薬集団(
01093)、ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)が続落している。