2019-09-11 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:ほぼ横ばい、前場終盤に下げ幅縮小 証券株が全面高
11日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数はほぼ横ばい。前場終値は前日比0.10ポイント安の3021.10ポイントだった。深セン成分指数は0.45%安の9919.74ポイントと続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3899億2300万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いた後に、マイナス圏に沈んだ。指数が2カ月ぶりの高値圏で推移するなかで、前日に続き利益確定売りが出やすい環境。ただ、中国当局の金融政策や産業政策への期待は強く、相場の下支え要因となった。指数は前場中盤にかけて3010ポイントを下回る水準まで下落。ただ、終盤になると、香港株高の動きに合わせて急速に下げ幅を縮めた。セクター別では、酒造、通信キャリア、造船が安い。半面、QFII(適格海外機関投資家)とRQFII(人民元適格海外機関投資家)の投資枠規制の完全撤廃が発表されたことを受けて証券が全面高。石炭、銀行、保険などが堅調だった。
上海B株指数は0.35%高の275.78ポイント、深センB株指数は0.07%安の958.02ポイントだった。