2019-09-09 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:6日続伸、預金準備率引き下げ好感 3000ポイント回復
週明け9日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は6営業日続伸。前場終値は前営業日比0.36%高の3010.51ポイントだった。深セン成分指数も1.01%高の9922.81ポイントと6営業日続伸した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4083億4000万元。
上海総合指数は高くスタート。始値で心理的節目の3000ポイントを回復し、同水準を守って午前の取引を終えた。中国人民銀行(中央銀行)が前週末、預金準備率を16日から引き下げると発表し、買い安心感が広がった。きょうの人民元取引の基準値が前営業日比で元高/ドル安水準に設定されたことも支援材料。ただ、いったん利益を確定する売りも出て、上値は重い。通信やソフトウエア、電子・ITを中心に幅広いセクターで買いが優勢となるなか、保険と港湾・海運、豚肉関連が売られている。税関総署が8日発表した2019年8月の米ドル建て貿易統計は、輸出伸び率が市場予想に反してマイナスに転じ、長期化する米国との貿易摩擦が景気を下押しするとの懸念がくすぶる。
上海B株指数は0.49%高の272.69ポイントと6営業日続伸。深センB株指数は0.13%高の955.03ポイントと4営業日続伸した。