2019-09-06 |
香港/マーケット/証券 |
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香港寄り付き:反発スタート、米株高を好感 中国金融緩和に期待
6日の香港市場でハンセン指数は前日の米株高の流れを引き継ぎ、反発して始まった。中国の金融緩和や米中貿易交渉の進展に期待する買いが先行している。中国本土相場の上昇も投資家心理を強気に傾けたもよう。ただ、寄り付き後は上げ幅がやや縮小。香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官が「逃亡犯条例」改正案の正式撤回を表明したものの、香港市民の抗議活動が収束に向かう保証はなく、一段と買い上がる勢いに乏しい。
指数は日本時間午前10時44分現在、前日比0.65%高の26687.38ポイントで推移。個別では、欧州銀行最大手のHSBC(
00005)やスマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)、舜宇光学科技(
02382)が買われている。ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)、香港コングロマリットの長江和記実業(
00001)も高い。半面、医薬品株の中国生物製薬(
01177)、香港不動産株の九龍倉置業地産(
01997)がさえない。