2019-09-05 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続伸、米中協議の進展期待が支え 香港銘柄には売り
5日前場の香港株式市場でハンセン指数は続伸。前場終値は前日比0.38%高の26624.25ポイントだった。中国企業指数は1.39%高の110431.31ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で405億8000万HKドルだった。
ハンセン指数は小安く寄り付いて始まったが、ほどなくしてプラス圏に浮上した。前日に1000ポイント近く上昇しただけに目先の利益を確定する売りが出やすい環境。ただ、米中通商協議を巡り、10月初めに閣僚級協議が開催されることが伝わるなかで買いが優勢となった。中国政府の景気支援策に対する期待や、中国本土市場で上海総合指数が大きく上昇したことも相場の支えとなった。指数は序盤に26700ポイント付近まで上昇。ただ、同水準では上値が重く、その後はやや上げ幅を縮めた。
個別では、本土国有銀行大手の中国建設銀行(
00939)や中国石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)が高い。ハイテク銘柄の瑞声科技(
02018))と舜宇光学科技(
02382)が大幅高。医薬品メーカーの中国生物製薬(
01177)、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)が上昇した。半面、前日に大幅高となった新世界発展(
00017)や新鴻基地産(
00016)など香港関連銘柄が大きく売られた。