2019-09-05 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:大幅に4日続伸、3000ポイントを回復 金融緩和と米中協議に期待
5日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は大幅に4日続伸。前場終値は前日比1.56%高の3003.44ポイントだった。深セン成分指数も1.59%高の9854.46ポイントと4日続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4889億5200万元だった。
上海総合指数は高く寄り付いた後、上げ幅を広げた。取引時間中としては7月5日以来、約2カ月ぶりに心理的節目の3000ポイントを回復した。中国当局による景気下支え策や米中貿易交渉の進展を期待する買いが優勢。4日の国務院(内閣に相当)常務会議で李克強首相が預金準備率の引き下げなどに言及したことを受け、金融緩和に対する期待が高まっている。米中貿易問題に関しては、米中が10月初めにワシントンで閣僚級通商協議を開催することで合意したと伝わった。もっとも、3000ポイントを超えると上値は重く、中盤以降はおおむね同節目をやや上回る水準でもみ合った。
セクター別では、証券、保険、銀行、防犯設備が全面高。ソフトウエア、通信設備、電子・ITも買われている。