27日の香港市場で台湾系食品メーカー、康師傅控股(
00322)が急落。株価は日本時間午後0時13分現在、前日比9.26%安の10.98HKドルで推移している。同社が前日大引け後に発表した2019年6月中間決算は売上高が前年同期比1.6%減の304億9500万元、純利益が同15.0%増の15億300万元だった。
『香港経済日報』によると、中間期業績を踏まえ、ゴールドマン・サックスは投資判断を「中立」にグレードダウンすると同時に、目標株価を22%引き下げて12.1HKドルに設定。シティグループは中間期純利益が予想を下回ったことや、経営陣による通期利益目標の下方修正を理由に、投資判断を「売り」に据え置いた。
中国国際金融(CICC)も目標株価を17.5HKドルへ2.2%引き下げた。コア純利益が1桁台前半の伸びにとどまり、予想を小幅に下振れたと指摘した。ただ、下期は売り上げの伸び率が1桁台半ばから後半のプラス成長に回復すると予想した。
一方、クレディ・スイスはやや楽観的な見方を示した。目標株価を11.96HKドルから12.9HKドルに引き上げ、「中立」の投資判断を維持した。マッコーリーは投資判断を「中立」、目標株価を12.5HKドルにそれぞれ据え置いた。