2019-08-26 |
中国/業界動向/金融 |
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A株市場で銀行株が軟調、人民銀が住宅ローン金利でLPR適用方針
26日の本土A株市場で銀行株が軟調。中国人民銀行(中央銀行)が住宅ローン金利をローンプライムレート(LPR、貸款市場報価利率)に基づき設定する方針を示したことが材料視されたもよう。
人民銀は25日付の公告で、不動産市場の長期的・効果的な管理メカニズムを構築するとし、10月8日から個人向けの住宅ローン金利をLPRに基づき設定するよう要求。初回購入者に対するローン金利はLPRが下限となり、2回目の購入者については、LPRに06ポイントを加えた水準が下限になるとした。
人民銀は今月17日にLPRの算出方式の変更を発表。同時に銀行に対してLPRを参考に貸出金利を決めるよう指導しており、銀行の利ざや縮小を招くとの見方が広がっている。