2019-08-16 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日続伸、おおむねプラス圏で推移 証券・保険株が全面高
16日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続伸。前場終値は前日比0.68%高の2834.85ポイントだった。深セン成分指数も1.09%高の9107.53ポイントと3日続伸した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2508億3800万元。
上海総合指数はおおむねプラス圏で推移。米中貿易摩擦への警戒が和らぐなかで買いが優勢となった。同問題を巡って、トランプ米大統領は15日、「中国と非常に良い話し合いをしている」とし、中国の習近平国家主席と電話協議を予定していることを明らかにした。中国人民銀行(中央銀行)が連日で公開市場操作(オペ)による資金供給を行ったことも相場を支える材料となった。指数は中盤にかけて上げ幅を拡大。200日移動平均(前引け時点で2832.35ポイント)付近では上値の重さがみられた。セクター別では証券と保険が全面高となったほか、酒造、医療、食品・飲料が高い。半面、化学繊維、産金がさえない。
上海B株指数は0.75%高の260.81ポイント、深センB株指数は0.40%安の925.22ポイントだった。