16日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。米中貿易摩擦や世界景気の減速を警戒する売りが先行している。米国政府が9月1日に発動する制裁関税「第4弾」について、中国政府が15日に対抗措置を表明し、報復の応酬が嫌気されたもよう。
指数は日本時間午前10時46分現在、前日比0.48%安の25374.32ポイントで推移している。個別では、時価総額が大きいテンセント(
00700)とHSBC(
00005)、AIAグループ(
01299)が売られ、相場を押し下げている。不動産株の九龍倉置業地産(
01997)や華潤置地(
01109)、カジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)と銀河娯楽(
00027)が安い。一方、通信キャリアのチャイナ・ユニコム(
00762)が続伸。前日大引け後に2019年6月中間決算を発表した中国平安保険(
02318)も買われている。