2019-08-13 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、弱い金融統計受け景気減速を懸念
13日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.74%安の2794.07ポイントだった。深セン成分指数も1.03%安の8885.82ポイントと反落した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2063億1000万元。
上海総合指数はマイナス圏の狭いレンジでもみ合い。前日回復していた心理的節目の2800ポイントを割り込んで寄り付き、おおむね同水準を下回って推移した。前日に1週間ぶり高値で終えたとあって、利益確定売りが先行。前日大引け後に中国人民銀行が発表した7月末のマネーサプライM2と人民元建て貸付残高伸び率が市場予想を下回り、景気減速懸念が強まった。人民元の対米ドル相場の続落も嫌気されたもよう。ほぼ全セクターが下げ、造船、証券、保険は軒並み安。前日下げた貴金属・宝飾品が逆行高を演じている。
上海B株指数は0.81%安の260.55ポイント、深センB株指数は1.04%安の917.78ポイントとともに反落した。