8日前場の香港株式市場でハンセン指数は続伸。前場終値は前日比0.67%高の26170.41ポイントだった。中国企業指数は0.76%高の10069.44ポイント。メインボードの半日の売買代金は概算で432億2000万HKドルだった。
ハンセン指数は小高く寄り付いた後に上げ幅を広げた。前日に続き、安値圏での買い戻しが優勢。中国本土市場が堅調に推移したことも相場を支えた。一方、人民元相場できょうの中間レートが対米ドルで7元台に下落。ただ、下落幅が市場予想よりも小さいとの見方が伝わるなかで、大きな売り材料とはならなかった。指数は節目の26000ポイントを回復し、一時は前日比で1%を超える水準まで上昇。その後は上値が重くなり、おおむね26100ポイント台でもみ合った。
個別では、IT大手のテンセント(
00700)が2%近く上昇。自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、電動工具大手の創科実業(
00669)、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)が高い。2019年6月中間決算がきょう発表される中国通信キャリア大手のチャイナ・モバイル(
00941)が買われた。半面、香港電力持ち株会社の中電控股(
00002)、マカオカジノの銀河娯楽(
00027)がさえなかった。