2019-08-08 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:7日ぶりに反発、買い戻し優勢 人民元基準値「7元台」の反応は限定的
8日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は7営業日ぶりに反発。前場終値は前日比0.91%高の2793.92ポイントだった。深セン成分指数は1.04%高の8906.81ポイントと7営業日ぶりに反発。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2168億7700万元だった。
上海総合指数は高く寄り付いた後、プラス圏でもみ合った。前日まで6営業日続落し、5カ月半ぶりの安値を更新したとあって、自律反発を狙った買いが優勢。MSCIがA株の指数組み入れ比率を10%から15%に引き上げると発表したことを受け、外資の流入への期待も地合いを支えたもよう。もっとも、米中の貿易摩擦や中国の景気悪化などをめぐる懸念が根強い中、節目の2800ポイントに近づく水準では伸び悩んでいる。きょうの人民元対米ドル中間レートが約11年ぶりに7元台に設定されたが、ある程度織り込み済みで市場の反応は限られた。
セクター別では、造船、証券が全面高。宝飾品、酒造、防犯設備、銀行なども高い。半面、農業関連の一角がさえない。
上海B株指数は0.78%高の262.25ポイント、深センB株指数は0.50%高の928.20ポイントだった