2019-08-05 |
香港/投資判断/電力・ガス |
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電能実業の投資判断と目標株価を引き上げ=大和
大和証券キャピタル・マーケッツは最新リポートで、電力事業の投資会社、電能実業(
00006)の投資判断をこれまでの「ホールド」から「アウトパフォーム」に引き上げた。ディフェンシブ銘柄の中で最も業績が良好との見方を反映させた。目標株価も従来の54HKドルから57.9HKドルに上方修正。海外事業の金利コスト低減や2019−21年の予想平均配当1株当たり2.8HKドルなどを織り込んだ。『AAストックス』が5日伝えた。
大和は電能実業の株価が2019年6月中間業績を発表した1日以降に2%下落したと言及。中間業績は純利益が8%減、コア利益が3%減となったものの、景気減速が予想される中、電能実業をディフェンシブ銘柄として選好するとした。また、経営陣が長期的に1株当たり2.8HKドルの配当を実施する方針を繰り返し表明しているとコメント。大和は電能実業の2019−21年の配当利回りが5.1%に達し、同業の2−4%を上回る見通しとした。
電能実業の5日終値は前営業日比0.55%安の54.55HKドル。