18日の香港株式市場でハンセン指数は続落。終値は前日比0.46%安の28461.66ポイントだった。中国企業指数は0.58%安の10784.55ポイント。メインボードの売買代金は概算で605億8000万HKドルと、前日に続き薄商いとなった。
ハンセン指数は終始マイナス圏で推移。前日の米株安が嫌気されたほか、きょうの中国本土相場が軟調に推移したことも相場の重しとなった。米中通商協議を巡っては、米メディアが中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)に対する制裁を巡り、交渉が暗礁に乗り上げていると報道。前日に続き、協議の長期化懸念が意識された。指数は前場に28500ポイント付近まで戻す場面もみられたが、後場に入るとじりじりと下げ幅を拡大。結局、10日移動平均(大引け時点で28451.14ポイント)をやや上回る水準できょうの取引を終えた。
ハンセン指数構成銘柄では、石油メジャーのCNOOC(
00883)とIT大手のテンセント(
00700)が売られ、相場の下げを主導。スマホ部品メーカーの瑞声科技(
02018)や舜宇光学科技(
02382)、ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)、マカオカジノのサンズ・チャイナ(
01928)が売られた。半面、台湾系食品メーカーの中国旺旺(
00151)が逆行高。保険株のAIAグループ(
01299)や中国人寿保険(
02628)が上昇した。
H株では、セメント大手の中国建材(
03323)、自動車メーカーのBYD(
01211)や広州汽車集団(
02238)が安い。通信機器大手の中興通訊(
00763)、「5G」関連銘柄の中国鉄塔(
00788)が軟調だった。半面、保険株の中国太平洋保険(
02601)や中国人民財産保険(
02328)が逆行高。大手金鉱会社の招金鉱業(
01818)が4%台の大幅高となった。