2019-07-18 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日続落、米中協議の難航を警戒
18日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続落。前場終値は前日比0.65%安の2912.65ポイントだった。深セン成分指数は1.20%安の9190.23ポイントと反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2208億7400万元だった。
上海総合指数は終始軟調に推移した。米中貿易交渉の再開をめぐりスケジュールが決まらず、協議の難航に対する警戒感が地合いを冷やした。トランプ大統領は16日の閣僚会議で、中国との貿易協議「長い道のり」との認識を示し、中国製品に対する制裁関税について「我々が望めば、さらに3250億米ドル分に課税できる」と述べた。これに対し、中国外交部の耿爽報道官は「米国が新たな関税を追加すれば、協議の合意への道のりはより長くなるだけ」と応酬した。もっとも、指数は2905ポイント付近で下げ渋ると、前場後半はやや戻した。
セクター別では、造船、通信キャリアが全面安。環境関連、防犯設備、IT・ソフトウエア、通信設備も安い。半面、産金、宝飾品、非鉄金属の一角が逆行高を演じた。
上海B株指数は0.50%安の289.07ポイント、深センB株指数は0.43%安の971.09ポイントだった。