2019-07-11 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:4日ぶり反発、買い戻しも上値追い限定的
11日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日ぶりに反発。前場終値は前日比0.33%高の2924.85ポイントだった。深セン成分指数は0.40%高の9202.76ポイントと反発した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2011億4600万元だった。
上海総合指数は終始プラス圏で推移した。前日まで3日続落し、約3週ぶり安値で終えただけに買い戻しが優勢。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の議会証言を受けて米国の早期利下げ観測が高まる中、香港市場から相互取引制度を通じた本土株売買が4日ぶりに買い越しに転じたことも好感。ただ、来週明けにかけて6月の貿易や金融統計、4−6月期国内総生産(GDP)などが発表されるのを前に上値追いの動きは限られた。序盤に2940ポイントを超える水準で伸び悩むと、その後はもみ合いながら上げ幅を縮小した。
セクター別では、産金、宝飾品が全面高。医療、石油、非鉄金属、港湾・海運なども高い。半面、環境関連、航空・宇宙関連、造船、酒造がさえない。
上海B株指数は0.46%高の287.80ポイント、深センB株指数は0.40%高の981.46ポイントだった。