2019-07-02 |
香港/業界動向/ホテル・観光 |
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マカオのカジノ業界、下期業績を悲観
マカオ政府のギャンブル監督機関、澳門博彩監察協調局(DICJ)は2日、今年6月のカジノ収入が前年同月比5.9%増の238億1200万HKドルだったと発表した。ただ前月比では8.3%の減少で、上半期(1−6月)は前年同期比0.5%減の1495億400万HKドルにとどまった。
実徳環球(サクセス・ユニバース・グループ)の馬浩文副総裁はマカオのニュースメディア『力報』に対し「米中貿易摩擦の影響でVIPルームの稼働率が当初予想を下回った」と吐露。業界は今年下半期(7−12月)についても、8月25日に行政長官選挙が実施され、12月20日に返還20週年式典が行われるなど政治色の強い時期に当たるため「引き続き本土客の渡航は見込めない」と悲観している。