2019-06-03 |
香港/業界動向/電子・IT |
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中国タブレット出荷量、19年1−3月期は4.5%増=IDC
米調査会社IDCは5月30日、2019年1−3月期の中国市場のタブレット型PC出荷量が約531万台だったと発表した。前年同期比4.5%増え、4四半期連続で前年同期を上回った。うち、従来型のスレート・タブレットが2.0%減の464万台にとどまった半面、キーボードが着脱可能なデタッチャブル・タブレットが94.9%増の67万台に急成長。米アップル「iPad Air」の発表や華為技術(ファーウェイ)「MediaPad M5」10.8インチモデルの出荷増、マイクロソフト製品の出荷増が寄与した。
メーカー別では、米アップルが前年同期比11.2%増の228万台で首位、ファーウェイが12.1%増の144万台で2位となった。小米集団(
01810)は30万台を出荷して市場シェア5.6%を獲得し、3位に入った(前年同期の出荷実績はゼロ)。4位のマイクロソフトは前年比61.9%増の15万台に達した。アップルとファーウェイ、マイクロソフトはともに市場シェアを高めた。
5位のレノボグループ(
00992)は出荷数が48.7%減の13万台に落ち込み、市場シェアは前年同期の4.9%から2.4%へ縮小した。IDCは、レノボグループがビジネス市場とインテリジェント教育ソリューションに力を入れる方針の下で事業再編を進めており、コンシューマー向けタブレットはもはや重点事業ではないとの見方を示した。
日本時間午後0時21分現在、関連銘柄の値動きは次の通り。
■小米集団(
01810):8.96HKドル(前営業日比6.47%安)
■レノボグループ(
00992):5.45HKドル(同変わらず)