シティグループは最新リポートで、私立学校の経営会社、睿見教育国際(
06068)の投資判断を「買い」に維持した上で、目標株価をこれまでの6.7HKドルから8.34HKドルへ24%引き上げた。同社の自律成長率の加速に加え、中国平安保険(
02318)からの5億HKドル融資獲得を通じた戦略提携関係の構築を評価した。『AAストックス』 が4日伝えた。
シティは睿見教育国際が2018−19年度に、広東省の東莞市、恵州市、掲陽市、山東省のイ坊市、遼寧省の盤錦市の学生数をそれぞれ8000人増やすほか、イ坊市での学校買収などを通じて、全体では5万人の学生増員を計画しているとコメント。これにより2019年の学費収入が3%押し上げられるとの見方を示した。
シティは、利益の伸び減速を織り込み、睿見教育国際の2018年予想EPSを3%引き下げ0.178元に設定。一方、19年と20年の予想EPSは、学生数の増加と低税率を反映させ、それぞれ4%、7%上方修正した。
睿見教育国際の4日終値は2.84%安の6.50HKドル。