2018-06-29 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:5日ぶり反発、節目の2800ポイント回復 買い戻し優勢
29日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は5日ぶりに反発。前場終値は前日比1.20%高の2820.33ポイントだった。深セン成分指数は2.07%高の9259.27ポイントと3日ぶりに反発した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1747億9800万元。
上海総合指数は小高く寄り付いた。序盤に一時マイナス圏に沈む場面があったものの、前場中盤以降に上げ幅を拡大。前日に終値ベースで割り込んだ心理的節目の2800ポイントを回復し、前場の高値圏で引けた。前日終値は2016年3月1日以来およそ2年4カ月ぶりの安値水準だっただけに、自律反発を見込む買い戻しが幅広いセクターで優勢となった。インターネット・セキュリティーやソフトウエアや半導体の国産化、産業インターネット、クラウドコンピューティングなど、中国政府が目指す「製造強国」作りの基盤となる分野の関連銘柄が高い。
上海B株指数は1.39%高の291.97ポイントと、深センB株指数は1.15%高の1052.39ポイントとともに5日ぶりに反発した。