23日の香港市場で、ハンセン指数は安く寄り付いた後、前日終値付近で小動き。目先の利益を確定する売りと、前日に続く不動産セクターの買いが交錯している。指数は日本時間午前10時48分現在、前日比0.08％安の24183.53ポイントで推移。前日大引け後に中間決算を発表した信和置業（00083）や、新鴻基地産（00016）、新世界発展（00017）などの香港系不動産デベロッパーが高い。半面、中国携帯電話最大手のチャイナ・モバイル（00941）や中国石油メジャーのペトロチャイナ（00857）、CNOOC（00883）が安い。

　23日の中国本土株式市場で上海総合指数は小反落でスタートしたが、ほどなくしてプラス圏に浮上した。指数は日本時間午前10時43分現在、前日比0.06％高の3263.10ポイントで推移。セクター別では、インフラ建設が買われているほか、銀行や保険の一角も堅調。半面、前日に高かった石油が売られ、相場の重しとなった。港湾や建材も安い。

　23日の上海A株市場では日本時間午前10時39分現在、上海百聯集団（600827）が3.94％安と上海A株銘柄（ストックコネクト対象銘柄）の中で値下がり率1位となっている。上海A株銘柄の寄り付き下落率トップ10は次の通り。

◆上海A株銘柄（ストックコネクト対象銘柄）の寄り付き下落率トップ10
　更新時間：2017/2/23 10:39 （日本時間）

  銘柄名                          株価  騰落率

                                  （元） （％）

 1 上海百聯集団（600827）         19.250  -3.94%

 2 新疆青松建材化工（600425）      7.090  -3.80%

 3 北京金隅（601992）              5.140  -2.84%

 4 中材節能（603126）             13.810  -2.47%

 5 寧夏建材集団（600449）         14.350  -2.25%

 6 浙江尖峰集団（600668）         18.900  -2.12%

 7 新疆衆和（600888）              9.000  -2.07%

 8 四川国棟建設（600321）          6.210  -2.05%

 9 新疆城建（600545）             12.820  -1.91%

10 蘇州晶方半導体科技（603005）   29.360  -1.81%