18日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.35%高の3187.57ポイントだった。上海、深セン両市場の売買代金は概算で4123億5200万元。
上海総合指数は続落スタート。前週末に開かれた中国の全国金融工作会議で直接金融の機能強化を確認したことを受け新規株式公開(IPO)審査加速による需給悪化懸念が浮上するなか、マイナス圏で推移する場面が目立った。後場入り後に一時3150ポイント近くまで下げたが、同水準で下値の堅さを意識すると下げ幅を縮小。終盤にプラス圏に再浮上すると、結局、この日の高値で終えた。
A株市場では、中国交通建設(
601800)、中国鉄建(
601186)などインフラ建設株が買われ相場の上げを主導。安徽コンチセメント(
600585)など建材株のほか、中国の6月の粗鋼生産が過去最高となったことを手掛かりに、宝山鋼鉄(
600019)、内蒙古包鋼鋼聯(
600010)など鉄鋼株も堅調。一方、中国銀行(
601988)、中国農業銀行(
601288)や中国人寿保険(
601628)、中国平安保険(
601318)など主力金融株が売られ、相場の足かせになった。深セン成分指数は前日比0.48%高の10103.76ポイントと3営業日ぶりに反発した。不動産大手の万科企業(
000002)、鉄鋼大手の河鋼(
000709)などが買われた。
上海B株指数は0.87%高の324.44ポイント、深センB株指数は0.84%高の1153.22ポイントとともに反発した。