◆香港市場の空売り比率上位20銘柄
　空売り比率は売買代金に対する空売り残高の比率
　7月24日現地時間午後0時25分時点

     銘柄名                                        空売り残高 空売り比率  空売り比率

                                                    （百万HK$）      当日    5日平均

    1 中国鉄建高新装備（01786）                           1.17     73.86%     34.33%

    2 華潤置地（01109）                                  35.17     52.29%     31.04%

    3 旭輝控股（00884）                                  12.24     51.60%     26.76%

    4 西蔵水資源（01115）                                 0.16     51.58%     31.56%

    5 iｼｪｱｰｽﾞFTSE A50ﾁｬｲﾅ指数ETF（02823）               113.16     47.20%     39.45%

    6 iｼｪｱｰｽﾞ･ﾕｰﾛ STOXX 50指数ETF（03155）                0.40     45.32%         ―

    7 昆侖能源（00135）                                  43.92     43.42%     36.34%

    8 華夏滬深300（03188）                               71.71     38.14%     40.09%

    9 中国中車（01766）                                  34.08     36.44%     17.19%

   10 中海油田服務（02883）                              19.85     36.19%     22.71%

   11 ｴｽﾌﾟﾘ（00330）                                      2.19     35.57%     26.68%

   12 龍湖地産（00960）                                  26.04     34.83%     21.23%

   13 上海復旦張江ﾊﾞｲｵ（01349）                           0.35     32.90%     18.18%

   14 ｷｬｾｲ･ﾊﾟｼﾌｨｯｸ（00293）                              12.22     32.30%     26.24%

   15 中国太平洋保険（02601）                            39.80     31.67%     32.81%

   16 中国興業太陽能技術（00750）                         0.61     30.99%     21.47%

   17 光匯石油（00933）                                   0.12     30.78%     27.48%

   18 信義光能（00968）                                   7.74     30.55%     28.16%

   19 中国ｱﾙﾐ（02600）                                   10.21     30.53%     15.31%

   20 広発証券（01776）                                   4.97     30.20%     10.35%

　週明け24日前場の香港株式市場でハンセン指数は反発。前場終値は前営業日比0.46％高の26829.07ポイントだった。H株指数は0.29％高の10818.55ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で422億5600万HKドル。

　ハンセン指数は小動きで始まり、プラス圏でもみ合い。米国の年内利上げの公算が小さくなったとの見方が広まった上、中国人民銀行（中央銀行）による資金供給や、香港市場への資金流入期待が買い安心感を支えた。人民銀はきょうの公開市場操作（オペ）で銀行間市場に差し引き2200億元の短期資金を供給。また、中国本土市場との相互取引制度を通じて香港市場に投じられる「南向き」資金の流入が続いている。個別銘柄の決算や業績見通しを受けた売買も目立った。ただ、前週末NY市場の株式相場や原油先物相場の下落を嫌気する売りも出て、上値は伸び悩んだ。

　個別では、前週末に安かった吉利汽車（00175）が5.92％高と大きく反発。20日に特別配当を発表した電能実業（00006）と同社筆頭株主である長江インフラ（01038）がともに続伸した。カジノ株の銀河娯楽（00027）とサンズ・チャイナ（01928）も高い。半面、米アップル関連銘柄の瑞声科技（02018）が続落している。中国石油メジャーのCNOOC（00883）、ペトロチャイナ（00857）、シノペック（00386）はそろって売られた。

　週明け24日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前営業日比0.18％高の3243.77ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2919億600万元だった。

　上海総合指数は続落して始まったものの、ほどなく切り返すとプラス圏でもみ合う展開となった。金融当局が前週に公開市場操作を通じて過去6カ月で最大となる5100億元を市場に供給したのに続き、きょうも3500億元の資金供給を実施するとの観測を受け、市場心理が改善した。IPO審査の加速懸念が後退したことも買いを誘った。ただ、3250ポイントを上回る水準では伸び悩み、前引けにかけて上げ幅を縮めた。セクター別では銀行や証券が買われ相場の上昇をけん引。港湾・海運や不動産もしっかり。一方、原油相場の下落を嫌気し、石油がさえない。自動車や保険の一角も下落している。

　上海B株指数は0.01％高の329.60ポイント、深センB株指数は0.18％高の1174.05ポイントだった。