週明け27日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前営業日比0.76%安の3228.66ポイントだった。上海、深セン両市場の売買代金は概算で4672億7600万元。
上海総合指数は小安くスタートした後、終日マイナス圏を推移する展開となった。前場は3245−3250ポイント付近の狭い範囲でもみ合いも、安値圏では下げ渋った。ただ、後場に入ると材料不足の中、ずるずると下げ幅を広げた。結局、終値ベースで2月17日以来、10日ぶりの安値で引けた。
A株市場では、万科企業(
000002)の大株主傘下の保険会社2社の違法行為に対する厳罰処分を嫌気し、中国人寿保険(
601628)など保険株が軒並み安となり、相場の下げを主導。中国石油メジャーのペトロチャイナ(
601857)、シノペック(
600028)もそろって売られた。原油相場の下落が嫌気された。このほか、前週末の航空業界を巡る重大ニュース発表が空振りに終わり、中国国際航空(
601111)など航空株がそろって反落。一方、武漢鋼鉄の吸収合併が完了し、きょう取引を再開した宝山鋼鉄(
600019)が7%超上昇し、逆行高を演じた。
上海B株指数は0.50%安の346.20ポイントと3営業日続落、深センB株指数は0.40%安の1145.09ポイントと反落した。