香港証券取引所は23日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（滬）」（上海コネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（上海→香港）
　当日の売買代金　86億809万HKドル
　　　　　買い代金　38億34万HKドル
　　　　　売り代金　48億775万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

                                  売買代金 買い代金

  1 中国神華能源（01088）                458      243

  2 ｴﾝ州煤業（01171）                    441      145

  3 ﾃﾝｾﾝﾄ（00700）                       376       89

  4 中国建設銀行（00939）                286        4

  5 華能国際電力（00902）                226      158

  6 阿里健康（00241）                    211      116

  7 ｼﾉﾍﾟｯｸ（00386）                      184      157

  8 中国工商銀行（01398）                184       69

  9 中国平安保険（02318）                170        7

 10 碧桂園（02007）                      168        9
   *金額単位は百万HKドル

　香港証券取引所は23日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、上海A株に投資する「滬股通」（上海コネクト・ノースバウンド）の取引状況は次の通り。

■滬股通（香港→上海）
　当日の売買代金　120億359万元
　　　　　買い代金　64億799万元
　　　　　売り代金　55億9560万元

■当日の売買代金上位10銘柄

                                  売買代金 買い代金

  1 貴州茅台酒（600519）                 837      489

  2 中国平安保険（601318）               733      471

  3 安徽ｺﾝﾁｾﾒﾝﾄ（600585）                665      546

  4 内蒙古伊利実業集団（600887）         503      204

  5 江蘇恒瑞医薬（600276）               415      268

  6 ｼﾉﾍﾟｯｸ（600028）                     306      138

  7 青島海爾（600690）                   236      125

  8 上海汽車集団（600104）               219      166

  9 上海国際機場（600009）               217       39

 10 招商銀行（600036）                   190      135
   *金額単位は百万人民元

　24日の香港市場は前日の米株高の流れを引き継ぎ、買いが優勢か。米連邦公開市場委員会（FOMC）議事要旨を受けて米利上げペースが加速するとの観測が後退し、買い安心感を支えると予想する。米長期金利の低下も、香港市場からの資金流出への警戒感を和らげるだろう。ハンセン指数は前日、9日以来約2週間ぶりの安値で引けただけに、自律的反発を見込む買いが入りやすい状況だ。

　米時間23日午後に公表された5月のFOMC議事要旨では、多くの参加者が6月の次回会合での利上げが適切との判断を示した。ただ、参加者の一部は物価上昇率が目標の2％を一時的に上回っても容認すると表明し、利上げに慎重な姿勢を表明した。

　同日のNY株式場ではダウ平均など主要3指数がそろって反発した。債券市場でも長期金利の指標である10年物国債利回りが低下し、1週間ぶりに3％を割り込んだ。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は、時価総額が大きい銘柄が総じて上昇。国際金融株のHSBC（00005）とAIAグループ（01299）や、本土金融株の中国建設銀行（00939）と中国平安保険（02318）、中国IT大手テンセント（00700）などが香港終値を上回って引けた。