週明け21日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸。高く寄り付いた後、プラス圏での値動きが続いている。指数は午前10時42分現在、前営業日比0.48％高の3208.52ポイントで推移。セクター別では、港湾・水運、鉄鋼、通信などが買われる一方、石油・石炭、宝飾品などが売られている。

　21日の上海A株市場では日本時間午前10時40分現在、*ST山東天業恒基（600807）が5.01％安と上海A株銘柄（ストックコネクト対象銘柄）の中で値下がり率1位となっている。上海A株銘柄の寄り付き下落率トップ10は次の通り。

◆上海A株銘柄（ストックコネクト対象銘柄）の寄り付き下落率トップ10
　更新時間：2018/5/21 10:40 （日本時間）

  銘柄名                          株価  騰落率

                                  （元） （％）

 1 *ST山東天業恒基（600807）       8.150  -5.01%

 2 蘇州晶方半導体科技（603005）   27.910  -4.06%

 3 上海拉夏貝爾服飾（603157）     18.810  -3.74%

 4 黒龍江北大荒農業（600598）     10.530  -3.57%

 5 陝西黒猫焦化（601015）          8.100  -3.57%

 6 ｴﾝ州煤業（600188）             15.140  -2.89%

 7 西部黄金（601069）             18.570  -2.83%

 8 亜翔系統集成科技（603929）     25.060  -2.64%

 9 中海油田服務（601808）         11.690  -2.58%

10 華懋厦門新材料科技（603306）   19.400  -2.51%

　週明け21日の香港市場でハンセン指数は続伸スタート。高寄り後に上げ幅を広げた。米中貿易戦争に対する懸念の後退を好感。米中両国は貿易協議の共同声明で、「中国が米国のモノとサービスの輸入を大幅に増やすことで合意した」などと表明し、制裁関税を当面留保して協議を継続することで一致した。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前営業日比1.03％高の31368.08ポイントで推移。豚肉大手の万洲国際（00288）やスマホ部品大手の瑞声科技（02018）、舜宇光学科技（02382）が高い。アジア生保のAIAグループ（01299）、IT大手のテンセント（00700）、国有大手銀行の中国建設銀行（00939）など主力株も買われている。半面、前週末に高かった石炭大手の中国神華能源（01088）が反落。台湾系食品メーカーの中国旺旺（00151）、通信キャリアのチャイナ・ユニコム（00762）がさえない。