◆香港市場の空売り比率上位20銘柄
　空売り比率は売買代金に対する空売り残高の比率
　3月22日現地時間午後0時25分時点

     銘柄名                                        空売り残高  空売り比率 空売り比率

                                                    （百万HK$）      当日    5日平均

    1 ﾊﾝｾﾝ中国企業指数ETF（82828）#                       0.14    100.00%     57.23%

    2 易亜Gold Miners ETF                                 0.09    100.00%     63.92%

    3 ﾛｸｼﾀﾝ（00973）                                      1.08     87.91%     52.81%

    4 ﾄﾗｯｶｰ･ﾌｧﾝﾄﾞ･ｵﾌﾞ･ﾎﾝｺﾝ（02800）                     300.43     78.82%     72.14%

    5 iｼｪｱｰｽﾞFTSE A50ﾁｬｲﾅ指数ETF（02823）               251.80     75.17%     62.34%

    6 華夏Direxionﾊﾝｾﾝ指数ｲﾝﾊﾞｰｽ型（07321）               2.64     73.17%     49.54%

    7 CSOP FTSEﾁｬｲﾅA50ETF（82822）#                       1.62     71.33%     51.89%

    8 華夏Direxion中国企業指数ﾚﾊﾞﾚｯｼﾞ型（07267）         24.62     67.65%     55.69%

    9 巨騰国際控股（03336）                               0.21     67.07%     14.98%

   10 西蔵水資源（01115）                                 0.06     60.75%     37.31%

   11 未来資産中国企業指数ﾚﾊﾞﾚｯｼﾞ型（07230）             10.03     57.02%     30.80%

   12 CSOP FTSEﾁｬｲﾅA50ETF（02822）                      145.65     52.93%     62.79%

   13 未来資産ﾊﾝｾﾝ指数ﾚﾊﾞﾚｯｼﾞ型（07231）                  7.46     52.44%     38.10%

   14 緑色動力環保（01330）                               1.90     48.17%     31.44%

   15 IMAXﾁｬｲﾅ（01970）                                   2.11     46.91%     19.61%

   16 華夏Direxionﾊﾝｾﾝ指数ﾚﾊﾞﾚｯｼﾞ型（07221）              5.31     46.60%     40.61%

   17 ｻﾑｽﾝ中国企業指数ﾚﾊﾞﾚｯｼﾞ型（07228）                 50.86     45.60%     17.86%

   18 利福国際（01212）                                   5.52     43.40%     23.89%

   19 東英金融投資（01140）                               2.49     42.61%     23.86%

   20 福耀ｶﾞﾗｽ（03606）                                   2.80     41.94%     33.76%

　　　※銘柄名の後に#が付く銘柄の取引通貨単位は人民元

　22日前場の香港株式市場でハンセン指数は続落。前場終値は前日比0.63％安の31218.05ポイントだった。中国企業指数は0.30％安の12483.67ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で855億6800万HKドルだった。

　ハンセン指数は反発して始まったものの、前場中盤に下げに転じた。序盤は中国本土の大型金融株が上昇して高く推移。しかし中国人民銀行（中央銀行）が米利上げに対応して22日実施のリバースレポの金利を0.05％引き上げると、中国本土市場で銀行株が下落し、香港に重複上場する銘柄も下げた。中国本土の銀行当局と保険当局が統合して21日に発足した銀行保険監督管理局が、銀行当局出身の郭樹清主席の下で厳しい監督姿勢を維持するとの見方から、保険株も売られた。

　個別では、中国IT大手テンセント（00700）が大きく下げ、1銘柄でハンセン指数を106ポイント超押し下げた。前日大引け後に発表した2017年10−12月決算でゲーム収入の伸びが鈍化したとの見方が広がり、嫌気する売りが出た。朝方高かった銀行株の中国工商銀行（01398）と中国建設銀行（00939）、保険株の中国平安保険（02318）と中国人寿保険（02628）は軒並みマイナス圏に沈んだ。香港不動産デベロッパーの長江実業集団（01113）、九龍倉置業地産（01997）も安い。一方、前日の原油先物相場の上昇を手掛かりに中国石油メジャーのペトロチャイナ（00857）、シノペック（00386）、CNOOC（00883）がそろって買われた。スマートフォン部品メーカーの瑞声科技（02018）が反発。中国政府系不動産デベロッパーの中国海外発展（00688）の続伸も目立つ。

                                 引値    前日比    騰落率 (%)

 ハンセン指数                 31218.05   -196.47     -0.63

 中国企業指数                 12483.67    -37.88     -0.30

 レッドチップ指数              4538.31     -1.75     -0.04

 GEM指数                        250.95      0.88      0.35