16日の米株式市場で、中国ネット・IT株はまちまち。中国のネット通販最大手アリババ・グループ（BABA）が前日比0.61％高の200.28米ドルと3日続伸。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）は0.12％安の262.39米ドルと3日ぶりに反落した。主な中国関連ネット・IT株の16日終値は次の通り。


　■アリババ・グループ（BABA）：200.28米ドル（+0.61％）
　■百度（BIDU）：262.39米ドル（-0.12％）
　■シートリップ（CTRP）：49.27米ドル（+3.12％）
　■JDドット・コム（JD）：44.97米ドル（+0.07％）
　■ウェイボー（WB）：133.03米ドル（-0.52％）
　■ネットイース（NTES）：326.94米ドル（+0.42％）
　■モモ（MOMO）：37.20米ドル（-1.72％）
　■レンレン（RENN）：9.01米ドル（+0.45％）
　■新浪（SINA）：116.80米ドル（-1.48％）
　■捜狐（SOHU）：36.16米ドル（-2.03％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：12.20米ドル（+3.74％）

　本土市場では上海総合指数が週間で1.1％安と反落。週明け12日は前週末の米雇用統計の結果を好感して堅調なスタートを切ったが、その後は週末まで4日続落と軟調な展開が続いた。トランプ米政権が中国から輸入している電子機器や通信機器への関税を検討しているとの観測報道を受けて米中貿易摩擦の激化が警戒された。このほか、相場操縦事件に関係した会社に対して証券当局が過去最高規模の罰金を科したことも、投資家のリスク回避姿勢を強める結果につながった。

　　　　　　　　　　終値　 騰落率 　 週初来　 年初来
03月12日 [月]　　3326.70　+0.6%　　+0.6%　　+0.6%
03月13日 [火]　　3310.24　-0.5%　　+0.1%　　+0.1%
03月14日 [水]　　3291.38　-0.6%　　-0.5%　　-0.5%
03月15日 [木]　　3291.11　0.0%　　-0.5%　　-0.5%
03月16日 [金]　　3269.88　-0.6%　　-1.1%　　-1.1%

　香港市場ではハンセン指数が週間で1.6％高と続伸した。週明け12日は前週末の米株高の流れを引き継ぎ、3月1日以来となる節目の31000ポイント台を回復してスタート。ただ、その後は米中貿易摩擦の激化や米政権幹部の相次ぐ辞任を受けた米政権運営への警戒感などが重しとなり、一進一退の展開が続いた。一方、決算発表シーズンの本格化を受け、業績発表を手掛かりとした個別物色の動きが活発化。中国本土のニューエコノミー企業の上場誘致に向けた動きを受けて関連銘柄も買われた。

　　　　　　　　　　終値　　 騰落率　 週初来 　年初来
03月12日 [月]　　31594.33　+1.9%　　+1.9%　　+5.6%
03月13日 [火]　　31601.45　+0.0%　　+2.0%　　+5.6%
03月14日 [水]　　31435.01　-0.5%　　+1.4%　　+5.1%
03月15日 [木]　　31541.10　+0.3%　　+1.8%　　+5.4%
03月16日 [金]　　31501.97　-0.1%　　+1.6%　　+5.3%