15日前場の香港株式市場でハンセン指数は小幅に反発。前場終値は前日比0.12%高の31473.14ポイントだった。中国企業指数は0.24%高の12715.09ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で621億4800万HKドル。
ハンセン指数は続落して始まったものの、前場中盤に切り返した。中国政府が振興に力を入れる「ニューエコノミー」の関連銘柄や、保険料収入が伸びている保険セクターに買いが入り、相場を押し上げた。序盤は米国と中国の貿易摩擦の激化を警戒する売りが先行したが、中長期的な先高観は根強く、下値抵抗として意識された50日移動平均(前引け時点で31344.19ポイント)を超える水準で引けた。
個別では、前日大引け後に1−2月保険料収入を発表した中国平安保険(
02318)が3%近い大幅高。ハイテク株の舜宇光学科技(
02382)とテンセント(
00700)も買われた。不動産株の碧桂園(
02007)が続伸。前日安かった万洲国際(
00288)は大きく買い戻された。半面、エネルギー資源株がさえない。石炭株の中国神華能源(
01088)、石油株のCNOOC(
00883)、ペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)が軒並み売られた。食品株の中国蒙牛乳業(
02319)や中国旺旺(
00151)も安い。