13日前場の香港株式市場でハンセン指数は4営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.27%安の31507.76ポイントだった。中国企業指数は0.24%高の12727.50ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で636億4000万HKドルだった。
ハンセン指数は安寄り後に一時切り返す場面もみられたが、その後はマイナス圏で推移した。指数は前日に5週ぶりの高値を更新しているだけに、利益確定売りが出やすい状況。ただ、米長期金利の上昇と香港ドル安が一服し、香港市場からの資金流出懸念が後退するなか、指数は31500ポイント付近で底堅さをみせている。
個別では、原油安が嫌気されCNOOC(
00883)が安い。不動産株の中国海外発展(
00688)や信和置業(
00083)なども大幅下落。通信キャリア大手のチャイナ・モバイル(
00941)やチャイナ・テレコム(
00728)、航空大手の中国国際航空(
00753)もさえない。半面、前日に17年12月本決算の速報値や最大1000億元の第三者割当増資を発表した中国農業銀行(
01288)が高い。同じく銀行株の中国工商銀行(
01398)や中国銀行(
03988)なども大きく買われた。香港都市ガス業者のホンコン・チャイナガス(
00003)、香港鉄道事業者の香港鉄路(
00066)、本土保険株の衆安在線財産保険(
06060)も堅調だった。