23日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅ながら5営業日続伸。前場終値は前日比0.09％高の3271.65ポイントだった。深セン成分指数は0.31％安の10625.64ポイントと5営業日ぶりに反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2012億300万元。

　上海総合指数は寄り付き直後に一時マイナス圏に沈んだものの、切り返して上げ幅を拡大。河北省に建設する「雄安新区」や京津冀（北京市、天津市、河北省）一体開発、自由貿易港の設置、都市の水利対策など政府が推進する大規模事業の関連銘柄が買われ、相場を押し上げた。中国共産党政治局常務委員会が22日開いた会合で、雄安新区の改革開放の加速を支援する措置をできるだけ早期に提出するよう指示したと伝わり、材料視されたもよう。ただ、指数が心理的節目の3300ポイントに接近する水準では利益確定売りが出て、前引けにかけて上げ幅を縮小した。セクター別では公共事業や港湾・水運、保険、環境保護などが買われた。一方、貴金属が全面安となったほか、空運や鉄鋼、観光などが売られた。

　上海B株指数は0.07％安の327.01ポイント、深センB株指数は0.33％安の1163.49ポイントとともに5営業日ぶりに反落した。

                                 引値    前日比    騰落率 (%)

 上海総合指数                  3271.65      3.09      0.09

 上海B株指数                    327.01     -0.24     -0.07

 深セン成分指数               10625.64    -33.30     -0.31

 深センB株指数                 1163.49     -3.81     -0.33

 滬深300指数（CSI300指数）     4054.59      1.86      0.05

■午後0時までの記事一覧：

【香港】倩碧控股、公開価格が0.275HKドルに決定
【香港】UCルサール、17年12月本決算は4％増益（速報）
【香港】復星国際、仏高級ブランド「ランバン」を買収
【香港】トップフォーム、17年12月中間決算は純利益12倍（速報）
【香港】聯華超市、銀行の理財商品に1.7億元を投資
【香港】港深聯合物業管理、TOBの結果を発表
【香港】宝発控股の初値は0.4HKドル、公開価格比42.9％高
【香港】三生製薬、免疫性血小板減少症の臨床試験認可を取得
【香港】テンセント、微信を通じた春節のお年玉が7億6800万件
【香港】時代地産が社名変更、27日から「時代中国控股」に
【香港】ウィーロック、今年も物件販売増見込む
【香港】シティグループのトップピック、香港証券取引所など6銘柄

【中国】広東威華、17年12月本決算は12％増益（速報）
【中国】人民元の23日の中間レートは1米ドル＝6.3482元、前日比で0.076％元高
【中国】衆信旅遊集団の17年12月本決算、速報値は7％増益
【中国】神州長城、土地の補償費1億元を受領へ
【中国】葵花薬業集団の17年12月本決算、速報値は39％増益
【中国】中国共産党政治局、「雄安新区」改革開放の加速を指示