春節(旧正月)休場明け20日の香港市場で、ハンセン指数は小幅ながら4営業日続伸。前場終値は前営業日比0.12%高の31151.65ポイントだった。H株指数は0.18%安の12512.92ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で624億7600万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付いた後、前日終値を挟んで一進一退。中国本土市場が春節の連休中とあって新規の手掛かり難の様相が強く、相場は方向感を欠いた。休場中の米株高を受けた買いが入った半面、休場前に節目の31000ポイントを回復していただけに利益確定売りが入りやすい状況。同水準を守って前場の取引を終えたものの、序盤には一時、下落率が1.27%に達した。
個別では、中国IT大手のテンセント(
00700)や、前引け後に2017年12月本決算を発表したHSBC(
00005)が上昇し、相場を支えた。自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、瑞声科技(
02018)も高い。半面、本土系金融株の中国建設銀行(
00939)や中国工商銀行(
01398)、中国平安保険(
02318)が反落。不動産株の信和置業(
00083)と碧桂園(
02007)、衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)の下げがきつい。