週明け18日前場の香港株式市場でハンセン指数は3営業日ぶりに反発。前場終値は前営業日比0.53%高の29001.85ポイントだった。H株指数は0.38%高の11408.74ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で529億2000万HKドル。
ハンセン指数はおおむねプラス圏でもみ合い。前週末は続落して終値ベースで心理的節目の29000ポイントを割り込んだだけに、買い戻しが先行した。15日のNY市場で主要3指数がそろって過去最高値を更新したことも投資家心理を支えた。ハンセン指数は前営業日に割り込んでいた節目の29000ポイントを小幅ながら上回って前場の取引を終えた。もっとも同水準を上回ると上値が重く、寄り付き直後には一時下げに転じた場面もあった。中国本土相場の下落を嫌気する売りが重荷となった。
個別では、香港証券取引所(
00388)が3.80%高と大きく買われた。15日に議決権種類株を発行する企業の上場を容認するなどの規定変更方針を発表し、好感された。中国IT大手のテンセント(
00700)、大型金融株の中国建設銀行(
00939)、中国工商銀行(
01398)、AIAグループ(
01299)などが反発し、相場を押し上げた。半面、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)と瑞声科技(
02018)が安い。通信株のチャイナ・ユニコム(
00762)、石油株のCNOOC(
00883)が続落。カジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)は反落した。