中国本土市場では上海総合指数が週間で0.7％安と5週続落。週初は続伸で始まったものの、その後は中国人民銀行による公開市場操作での資金動向に一喜一憂する展開。年末に向けた資金ひっ迫懸念が高まる中、14日には中国人民銀行が米利上げに合わせて公開市場操作の金利を0.05％引き上げ。来年の経済政策の基本方針を決める中央経済工作会議が18−20日に開催されると報じられたことも加わり、金融引き締めへの警戒感から上海総合指数は15日に4カ月ぶり安値をつけた。

　　　　　　　　　　終値　 騰落率 　 週初来　 年初来
12月11日 [月]　　3322.20　+1.0%　　+1.0%　　+7.0%
12月12日 [火]　　3280.81　-1.2%　　-0.3%　　+5.7%
12月13日 [水]　　3303.04　+0.7%　　+0.4%　　+6.4%
12月14日 [木]　　3292.44　-0.3%　　+0.1%　　+6.1%
12月15日 [金]　　3266.14　-0.8%　　-0.7%　　+5.2%

　香港市場ではハンセン指数が週間で0.7％高と3週ぶりに反発。ハンセン指数は週を通じて節目の29000ポイントを挟んで一進一退の展開となった。週明け11日は前週末までの流れを引き継ぎ3日続伸となったが、翌12日は利益確定売りに押されて反落。13日は相互取引を通じた中国本土からの資金流入を背景に反発し、ハンセン指数は29000ポイント台を回復した。ただ、その後は中国の金融引き締めへの警戒感から軟調に推移し、ハンセン指数は15日に再び節目の29000ポイントを割り込んだ。

　　　　　　　　　　終値　　 騰落率　 週初来 　年初来
12月11日 [月]　　28965.29　+1.1%　　+1.1%　　+31.7%
12月12日 [火]　　28793.88　-0.6%　　+0.5%　　+30.9%
12月13日 [水]　　29222.10　+1.5%　　+2.0%　　+32.8%
12月14日 [木]　　29166.38　-0.2%　　+1.8%　　+32.6%
12月15日 [金]　　28848.11　-1.1%　　+0.7%　　+31.1%

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