■吉利汽車（00175）：2017年11月の新車販売台数は、前年同月比38/％増の14万1300台で、3カ月連続で月間最多記録を更新した。1−11月累計の新車販売台数は前年同期比66％増の109万3500台。

■中信証券（06030）：2017年11月の営業収益は前年同月比で25.2％減の14億5700万元、純利益は13.3％増の6億8500万元だった。11月末時点の純資産は1220億4700万元で、前月から5億2400万元増加した。

■ネットドラゴン（00777）：2017年7−9月期決算は、売上高が前年同期比52.7％増の10億6100万元、純損益が500万元の黒字（前年同期は6500万元の赤字）だった。2017年1−9月期決算は、売上高が前年同期比38.1％増の28億3600万元、純損益が3100万元の黒字（前年同期は1億800万元の赤字）。

　7日の香港市場は買い優勢で始まるか。6日のNY株式市場はダウ平均が小幅に続落したものの、ハイテク株主体のナスダック総合が4営業日ぶりに反発。種別S&P500種株価指数の全11種のうち「IT」など6業種が上昇した。この流れを受けて香港市場でも、このところ相場の重荷となっているハイテク株の買い戻しが優勢になると予想する。ハンセン指数は前日に続落して今年最大の下げ幅となっただけに、安値圏での自律反発狙いの買いが入りやすい環境だ。

　もっとも、上値を追う動きは限られるか。中国当局による金融市場への監督強化や、年末に向けた資金需給の引き締まり観測への警戒感が引き続き相場を重くするだろう。前日の株価急落のきっかけとなった中東情勢について、トランプ大統領は6日、「エルサレムをイスラエルの首都として公式に認める」と正式発表。これに対する同日のNY市場への影響は限定的だったが、引き続きイスラム圏の反応は気がかりだ。また、きょうから週末にかけて中国では11月の外貨準備高、貿易統計、物価統計、米国では11月の雇用統計が発表される。これらのイベントを前に投資家が積極的な売買を控える可能性がある。

　なお、6日の香港株の米国預託証券（ADR）は、中国IT大手のテンセント（00700）、アジア生保大手のAIAグループ（01299）、本土商業銀行大手の中国建設銀行（00939）、本土保険大手の中国平安保険（02318）などが香港終値を上回った。半面、欧州金融大手のHSBC（00005）、中国石油メジャーのCNOOC（00883）などが下回って終えている。

                         高値      安値      引値      前日比    騰落率

NYMEX原油 中心限月        57.57     55.87     55.96     -1.66     -2.88

COMEX金 中心限月        1271.80   1264.80   1266.10      1.20      0.09

LME銅 3カ月物           6604.50   6525.00   6550.00      7.00      0.11

LMEアルミ 3カ月物       2055.50   2015.50   2019.00    -33.00     -1.61


CRB指数                  187.10    184.71    184.72     -2.74     -1.46