23日の香港市場でハンセン指数は小動きで始まった。相場の先高観が根強い半面、前日は約10年1カ月ぶりに30000ポイントの大台に乗せただけに利益確定売りが出て、同水準付近でもみ合い。指数は日本時間午前10時49分現在、前日比0.12％高の30040.75ポイントで推移している。個別では、中国IT大手のテンセント（00700）やアジア基盤の保険会社AIAグループ（01299）、香港コングロマリットの新世界発展（00017）が下げる一方、本土大手商業銀行の中国建設銀行（00939）、中国石油メジャーのペトロチャイナ（00857）、シノペック（00386）が上げている。

　23日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。前日まで3日続伸していることもあって利益確定売りが先行。指数は午前10時48分現在、前日比0.21％安の3423.39ポイントで推移している。

　セクター別では、保険の下げが目立つほか、酒造、家電、食品などが軟調。半面、石炭、証券、非鉄金属が買われている。

                                 始値    前日比    騰落率 (%)

 上海総合指数                  3425.01     -5.45     -0.16

 上海B株指数                    344.03     -0.19     -0.06

 深センB株指数                 1191.25     -0.46     -0.04

 滬深300指数（CSI300指数）     4213.38    -14.19     -0.34