17日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。終値は前日比0.19%安の3372.04ポイントだった。深セン成分指数は0.04%高の11275.34ポイントと小反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で3896億3200万元と、前日から約1600億元減少し商いは細った。
上海総合指数は前日終値を挟んでもみ合う方向感に欠ける展開。安く始まると前場には3370ポイントを割り込む水準まで下落。ただ、下値では買い戻しが入り、中盤にプラス圏に切り返すと3380ポイントまで戻す場面も見られた。ただ、あす開幕の共産党大会や19日の四半期GDP、9月の主要経済指標の発表などイベントを控えて様子見気分が広がり相場の重しになった。後場には再びマイナス圏に沈み、結局、大型連休前の9月29日以来の安値で終えた。
A株市場では、中国銀河証券(
601881)、国泰君安証券(
601211)など証券株が総じて売られたほか、中国工商銀行(
601398)、中国農業銀行(
601288)など4大商業銀行が軒並み下げ、相場の下げを主導。宝山鋼鉄(
600019)など鉄鋼株や、1−9月期決算が赤字転落になる見通しを発表した西部黄金(
601069)など産金株も安い。一方、保険株は高安まちまち。中国平安保険(
601318)が上げ、中国人寿保険(
601628)が下げた。このほか、前日売られた宜賓五糧液(
000858)が反発するなど酒造株の一角が買われた。スマホ用タッチスクリーンメーカー最大手の深セン欧菲光科技(
002456)が逆行高を演じた。
上海B株指数は1.46%安の351.31ポイント、深センB株指数は0.16%安の1205.30ポイントとともに続落した。