週明け21日の中国本土株式市場で上海総合指数は、続伸して始まりプラス圏で推移する展開になっている。指数は午前10時42分現在、前営業日比0.18％高の3274.61ポイントで推移。セクター別では混合所有制改革への期待を背景に通信が買われている。前週末の原油相場の急伸を好感し石油も高い。一方、銀行や保険の一角が売られている。

　週明け21日の香港市場でハンセン指数は反発スタート。香港株式相場は前週末に米政権の混乱や欧州で起きたテロ事件を嫌気して大幅に下げた後で、買い戻しの動きが先行している。また、前週末の原油相場の急上昇を背景にした関連銘柄への買いや、決算発表を手掛かりとする個別物色も相場を下支えしている。指数は日本時間午前10時42分現在、前日比0.47％高の27173.87ポイントで推移している。

　個別ではIT大手のテンセント（00700）やアップル関連銘柄の瑞声科技（02018）が反発。きょうから取引を再開したチャイナ・ユニコム（00762）が大幅高となっている。本土金融株の中国平安保険（02318）や中国建設銀行（00939）も堅調。半面、レノボグループ（00992）が安い。長江系銘柄の長江インフラ（01038）や長江実業地産（01113）も売られている。アジア生保のAIAグループ（01299）もさえない。

　21日の上海A株市場では日本時間午前10時40分現在、安徽迎駕貢酒（603198）が6.53％安と上海A株銘柄（ストックコネクト対象銘柄）の中で値下がり率1位となっている。上海A株銘柄の寄り付き下落率トップ10は次の通り。

◆上海A株銘柄（ストックコネクト対象銘柄）の寄り付き下落率トップ10
　更新時間：2017/8/21 10:40 （日本時間）

  銘柄名                          株価  騰落率

                                  （元） （％）

 1 安徽迎駕貢酒（603198）         20.330  -6.53%

 2 上海同済科技実業（600846）     12.080  -5.55%

 3 華達汽車科技（603358）         44.880  -4.00%

 4 寧波均勝電子（600699）         30.810  -3.02%

 5 上海神奇製薬（600613）         10.670  -2.73%

 6 浙大網新科技（600797）         15.190  -2.69%

 7 号百控股（600640）             21.090  -2.68%

 8 北京韓建河山管業（603616）     23.900  -2.37%

 9 赤峰吉隆黄金鉱業（600988）     14.050  -2.23%

10 安徽恒源煤電（600971）         11.650  -2.02%