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週明け22日の香港市場は買いが先行か。前週末の欧米株高や原油高が買い安心感を支えそうだ。米政権運営の不透明感は残るものの、ハンセン指数は10日移動平均(19日大引け時点で25107.68ポイント)が下値支持線として意識され、底堅い値動きとなろう。19日のNY株式相場はダウ平均が続伸。原油先物相場が続伸し50米ドルを回復したことが材料視され、ほぼ全面高となった。市場は石油輸出国機構(OPEC)が25日開く総会で協調減産の延長が決まると確実視している。また、米国と中国の長期金利が下げ止まったことで、金融機関の利ざや縮小懸念が後退し、銀行株の買いを誘うと予想する。
19日の香港株の米国預託証券(ADR)は時価総額の大きいHSBC(00005)、テンセント(00700)、中国の通信キャリア大手のチャイナ・モバイル(00941)、アジア基盤の保険会社AIAグループ(01299)などがそろって香港終値を上回って引けた。また、きょうはハンセン指数構成銘柄の台湾系の食品大手、康師傅控股(00322)が2017年1−3月期決算を発表する。 |
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19日の米株式市場で、中国ネット・IT株は軒並み高。中国のネット通販最大手アリババ・グループ(BABA)が前日比1.61%高の123.22米ドルと続伸。一時126.40米ドルまで上昇し、上場来高値を更新した。中国の検索エンジン最大手、百度(BIDU)は3.47%高の188.76米ドルと3日ぶりに大幅反発したウェイボー(WB)は一時上場来高値を更新したが、終値では0.92%安と反落した。主な中国関連ネット・IT株の19日終値は次の通り。
■アリババ・グループ(BABA):123.22米ドル(+1.61%) ■百度(BIDU):188.76米ドル(+3.47%) ■シートリップ(CTRP):56.15米ドル(+1.23%) ■JDドット・コム(JD):41.06米ドル(+2.24%) ■ウェイボー(WB):78.31米ドル(-0.92%) ■ネットイース(NTES):286.75米ドル(+1.42%) ■モモ(MOMO):43.58米ドル(+5.24%) ■レンレン(RENN):7.34米ドル(+2.51%) ■新浪(SINA):102.11米ドル(+0.59%) ■捜狐(SOHU):46.13米ドル(+4.37%) ■チーター・モバイル(CMCM):10.55米ドル(+1.74%) |
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19日のNY株式相場は続伸。前日の反発に続き戻りを強めた。NY原油が続伸し50米ドルを回復したことも支援となり、ほぼ全面高。S&P500は資本財、エネルギー、素材、金融を中心に全11業種が上昇。S&P500採用銘柄は422銘柄が上昇し、81銘柄が下落、2銘柄が変わらずとなった。ダウ平均採用銘柄ではキャタピラーが2.21%高、ゼネラル・エレクトリックが2.07%高、ボーイングが1.89%高となり指数の上昇をけん引。ダウ平均は141.82米ドル高(+0.69%)と続伸し、週間では0.44%安の20804.84米ドルで終了。週半ばの急落分の大半を回復して週を終えた。
前日比小幅高でスタートした米国株は時間とともに買いが優勢となった。政権運営についての不透明感が残るなか、景気拡大期待を背景にキャタピラーなどの工業株が堅調となったほか原油高を好感しエネルギーや素材もしっかり。ヘルマリック・アンド・ペイン(+5.24%)やデボン・エナジー(+4.04%)、フリーポート・マクモラン(+3.90%)などがS&P500の上昇率トップ10にランクインした。決算銘柄では、前日引け後に好決算を発表したオートデスクが14.69%高、マッケンソンが8.18%高、寄り付き前に決算を発表したディアが7.30%高となりS&P500の上昇率1-3位に並んだ。一方、決算が嫌気されたフットロッカーは16.65%%安となったほか、アパレルのギャップ(-3.92%)とラルフローレン(-2.93%)も売られた。 海外市況 |
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