本土市場では上海総合指数が週間で2.2％安と続落した。17日に発表された1−3月期の実質GDP成長率が6.9％と市場予想を上回ったものの支援材料とはならず、逆に引き締め懸念が相場の重しとなった。上海総合指数は19日まで4日続落し、18日には終値で約2カ月半ぶりに節目の3200ポイント割れ。「雄安新区」や「粤港澳大湾区」などのテーマ株に利益確定売りが出た。ただ、国務院が3800億元規模の減税を決定したことなどを好感して下げ止まり、週末にかけては底堅い展開が続いた。

　　　　　　　　　　終値　 騰落率 　 週初来　 年初来
04月17日 [月]　　3222.17　-0.7%　　-0.7%　　+3.8%
04月18日 [火]　　3196.71　-0.8%　　-1.5%　　+3.0%
04月19日 [水]　　3170.69　-0.8%　　-2.3%　　+2.2%
04月20日 [木]　　3172.10　+0.0%　　-2.3%　　+2.2%
04月21日 [金]　　3173.15　+0.0%　　-2.2%　　+2.2%

　香港市場は17日がイースターの連休で休場のため4日間の取引。ハンセン指数は週間で0.9％安と続落した。北朝鮮を巡る地政学リスクや欧州政治への警戒感が高まり、特に週前半はリスクオフの動きが目立った。本土市場の下落も重しとなり、ハンセン指数は18日に終値で節目の24000ポイントを割り込んだ。ただ、その後は北朝鮮を巡る地政学リスクがやや和らぎ、ハンセン指数は20日に24000ポイント台を回復。21日は仏大統領選を控えて小幅に反落した。

　　　　　　　　　　終値　　 騰落率　 週初来 　年初来
04月17日 [月]　　休場
04月18日 [火]　　23924.54　-1.4%　　-1.4%　　+8.7%
04月19日 [水]　　23825.88　-0.4%　　-1.8%　　+8.3%
04月20日 [木]　　24056.98　+1.0%　　-0.8%　　+9.3%
04月21日 [金]　　24042.02　-0.1%　　-0.9%　　+9.3%

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