週明け20日の香港市場で、ハンセン指数は反発して始まった。前週末の米株高を受けた買いが先行している。ただ、米中の長期金利低下や中国本土からの資金流入の縮小を懸念する売りが上値を重くしており、寄り付き直後には小幅ながらマイナス圏に沈む場面があった。指数は日本時間午前10時47分現在、前営業日比0.26％高の24086.63ポイントで推移。個別では、中国IT大手のテンセント（00700）や中国石油メジャーのペトロチャイナ（00857）、乳飲料大手の中国蒙牛乳業（02319）が買われる半面、香港コングロマリットの長江和記実業（00001）や香港地場銀行の東亜銀行（00023）が売られている。

　週明け20日の中国本土株式市場で上海総合指数は、反落してスタート。ただ直後に上向きに転じプラスに切り返す展開になっている。指数は日本時間午前10時39分現在、前営業日比0.13％高の3206.14ポイントで推移。セクター別では建材、自動車、海運、造船などが買われる一方、証券、保険、石油などが売られている。

　20日の上海A株市場では日本時間午前10時39分現在、中国銀河証券（601881）が3.87％安と上海A株銘柄（ストックコネクト対象銘柄）の中で値下がり率1位となっている。上海A株銘柄の寄り付き下落率トップ10は次の通り。

◆上海A株銘柄（ストックコネクト対象銘柄）の寄り付き下落率トップ10
　更新時間：2017/2/20 10:39 （日本時間）

  銘柄名                          株価  騰落率

                                  （元） （％）

 1 中国銀河証券（601881）         13.400  -3.87%

 2 新疆青松建材化工（600425）      6.980  -3.86%

 3 上海華ｷﾝ（600621）             14.260  -2.66%

 4 怡球金属資源再生（601388）      4.030  -2.42%

 5 中原証券（601375）             10.750  -2.36%

 6 西蔵天路（600326）             11.000  -2.22%

 7 上海開創国際海洋資源（600097） 21.700  -2.16%

 8 洛陽ﾓﾘﾌﾞﾃﾞﾝ（603993）           4.600  -2.13%

 9 太平洋証券（601099）            5.220  -2.06%

10 南京中央商場（600280）          8.000  -1.84%