17日の中国本土株式市場で、上海総合指数は6営業日ぶりに反発。終値は前日比0.17%高の3108.77ポイントだった。上海、深セン両市場の売買代金は概算で3555億8000万元。
上海総合指数は心理的節目の3100ポイントを割り込んでスタート。20日に10−12月期GDP発表、翌週の春節(旧正月)を控えて様子見気分が引き続き強く、その後も節目を下回る水準でもみ合いが続いた。ただ、後場後半には、前日までの5日続落の後とあって安値拾いの買いが優勢となり、段階的に下げ幅を縮めると節目水準を回復。結局、プラス圏に浮上しこの日の高値圏で引けた。
A株市場では、中国石油メジャーのペトロチャイナ(
601857)、シノペック(
600028)がそろって上昇し、相場の上げをけん引。造船株の中国船舶重工(
601989)のほか、東華軟件(
002065)などIT関連株も買われた。一方、中国工商銀行(
601398)、中信証券(
600030)、新華人寿保険(
601336)など金融株が総じて売られ相場の重しになった。中国交通建設(
601800)、中国鉄建(
601186)などインフラ建設株もさえない。
上海B株指数は0.52%高の332.15ポイントと6営業日ぶりに反発、深センB株指数は0.61%高の1095.47ポイントと5営業日ぶりに反発した。