週明け16日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落してスタート。その後、下げ幅を広げるとあっさり心理的節目の3100ポイントを割り込んでいる。指数は日本時間午前10時46分現在、前営業日比1.06％安の3079.73ポイントで推移。セクター別では銀行・保険、IT・通信関連が売られ相場の下げを主導。原油相場の反落を嫌気して石油も安い。

　週明け16日の香港市場で、ハンセン指数は反落して始まった。上海総合指数が続落して寄り付いたことで、投資家心理が悪化。ハンセン指数は前営業日に反発して節目の23000ポイントに接近していたこともあって、売りが先行している。指数は日本時間午前10時42分現在、前営業日比0.81％安の22751.88ポイントで推移。個別では、銀行株のHSBC（00005）や中国工商銀行（01398）、石油株のCNOOC（00883）が売られる半面、豪エネルギー企業DUETの買収を朝方発表した電能実業（00006）、長江インフラ（01038）が買われている。

　16日の上海A株市場では日本時間午前10時38分現在、上海北特科技（603009）が10％安と上海A株銘柄（ストックコネクト対象銘柄）の中で値下がり率1位となっている。上海A株銘柄の寄り付き下落率トップ10は次の通り。

◆上海A株銘柄（ストックコネクト対象銘柄）の寄り付き下落率トップ10
　更新時間：2017/1/16 10:38 （日本時間）

  銘柄名                          株価  騰落率

                                  （元） （％）

 1 上海北特科技（603009）         55.810 -10.00%

 2 西蔵華�ﾄ鉱業（601020）         34.590  -5.83%

 3 広晟有色金属（600259）         38.510  -5.82%

 4 北京韓建河山管業（603616）     14.950  -5.14%

 5 濱化集団（601678）              7.250  -4.98%

 6 南京多倫科技（603528）         58.120  -4.81%

 7 青海春天薬用資源科技（600381） 16.580  -4.38%

 8 中鉄二局（600528）             13.440  -4.21%

 9 天津天薬薬業（600488）          6.090  -4.09%

10 杭蕭鋼構（600477）              9.000  -4.05%