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指数: 15分ディレイ
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30日の香港株式市場でハンセン指数は4日ぶりに反落。終値は前日比1.86%安の23297.15ポイントだった。H株指数は2.17%安の9581.93ポイント。メインボードの売買代金は概算で704億1400万HKドル。
ハンセン指数は反落してスタート。その後もマイナス圏で軟調に推移した。ドイツ銀をめぐる欧州発の金融不安がくすぶる中、前日の米株安を受けてリスク回避の動きが優勢だった。国慶節連休の関係で相互取引制度「滬港通(上海・香港ストックコネクト)」を通じた本土からの資金流入が一時ストップしていることも重しとなった。30日の欧州市場で主要指数が安く始まり、指数は後場に一段安の展開。結局、終値は14日以来半月ぶりの安値で取引を終えた。午前に発表された9月の財新中国製造業PMIは50.1と、市場予想通りだった。 ハンセン指数構成銘柄では、HSBC(00005)、中国工商銀行(01398)、テンセント(00700)、チャイナ・モバイル(00941)など時価総額の大きい銘柄が総じて売られた。香港独立系地場銀行の東亜銀行(00023)、石炭銘柄の中国神華能源(01088)の下げも目立つ。ハンセン指数を構成する50銘柄のうち、上昇が1銘柄、変わらずが1銘柄、下落が48銘柄だった。このほか、保利協キン能源(03800)、中国興業太陽能技術(00750)など太陽光関連銘柄が大幅安。中国当局が太陽光発電に関連する補助金を引き下げる方針を示したことが嫌気された。 H株では、太陽光発電など新エネルギー発電の卸電力価格と政府補助金が大幅に引き下げられる見通しとなったことを受け、華能新能源(00958)、龍源電力(00916)、華電福新能源(00816)などエネルギー関連株が安い。H株指数を構成する40銘柄はすべて下落した。 |
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ハンセン指数の過去10年の10月相場は、上昇年数(勝)が9、下落年数(敗)が1で、勝ち越しとなっている。なお、過去10年の平均騰落率は3.6%。過去10年の結果は次の通り。
2015年 22640.04 [+8.6%] 2014年 23998.06 [+4.6%] 2013年 23206.37 [+1.5%] 2012年 21641.82 [+3.8%] 2011年 19864.87 [+12.9%] 2010年 23096.32 [+3.3%] 2009年 21752.87 [+3.8%] 2008年 13968.67 [-22.5%] 2007年 31352.58 [+15.5%] 2006年 18324.35 [+4.5%] ※指数が上昇した月を「勝」、下落した月を「敗」としています ※指数は月末の終値、[ ]内は指数の月間騰落率となっています ※10年平均騰落率は過去10年間の騰落率を単純平均したものです |
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◆9月30日の香港市場でデッドクロスが出現した10銘柄
デッドクロスは、前営業日終値時点で10日移動平均が20日移動平均を上回り、 本日終値時点で10日移動平均が20日移動平均を下回った状態。 10日移動平均と20日移動平均の差が0.01HKドル未満の銘柄、当日の出来高がゼロの銘柄を除く。
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