30日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.21%高の3004.70ポイントだった。上海、深セン両市場の売買代金は概算で2987億1700万元。
上海総合指数は安く寄り付いたものの序盤に切り返し、プラス圏でもみ合った。英マークイットが午前に発表した9月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が50.1と2カ月ぶりに50を上回り、投資家心理を支えたもよう。来週は国慶節(10月1日)の大型連休とあって、酒造株や宝飾品株などが買いを集めた。結局、23日以来1週間ぶりに節目の3000ポイントを回復して引けた。ただ、同水準を上回る水準では手じまい売りが出て、上値は伸び悩んだ。売買代金は低水準で買い上がる勢いに欠けた。
A株市場では大手白酒メーカーの貴州茅台酒(
600519)や瀘州老窖(
000568)、宜賓五糧液(
000858)が買われて相場を支えた。自動車メーカーの長城汽車(
601633)と広州汽車集団(
601238)は反発。招商証券(
600999)、安徽コンチセメント(
600585)も堅調だった。半面、中国人寿保険(
601628)など保険株が全面安。中国4大銀行の中国農業銀行(
601288)、中国工商銀行(
601398)の下落も重荷となった。
上海B株指数は0.22%高の354.14ポイント、深センB株指数は0.01%高の1186.23ポイントとともに4日続伸した。重慶建設モーターサイクル(
200054)が8%超の大幅高。上海機電(
900925)、安徽古井貢酒(
200596)もしっかり。