31日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.35%高の3085.49ポイントだった。上海、深セン両市場の売買代金は概算で4411億5100万元。
上海総合指数は小反落でスタート。序盤は軟調な値動きとなったが、中盤に切り返すとそれ以降はプラス圏で堅調に推移。結局、24日以来1週間ぶりの高値で取引を終えた。上海の不動産市場の過熱を背景に不動産銘柄が動意づき、相場を押し上げた。香港、深セン市場の相互取引制度「深港通(深セン・香港ストックコネクト)」早期導入観測も投資家心理を支えた。
A株市場では、緑地控股集団(
600606)、保利房地産(
600048)、万科企業(
000002)など不動産銘柄の上げが目立つ。石油株のペトロチャイナ(
601857)、酒造の貴州茅台酒(
600519)も買われた。深港通導入期待を受け、証券株の華泰証券(
601688)、国泰君安証券(
601211)も高い。一方、自動車メーカーの上海汽車集団(
600104)と広州汽車集団(
601238)が安い。航空株の中国国際航空(
601111)も売られた。
上海B株指数は0.19%高の354.81ポイントと反発、深センB株指数は0.09%高の1163.87ポイントと4営業日続伸した。