2024-05-16 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:4日ぶり反発、政策期待が支え 不動産関連などに買い
16日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日ぶりに反発。前場終値は前日比0.48%高の3134.97ポイントだった。深セン成分指数は0.83%高の9663.16ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5194億1500万元だった。
上海総合指数は高く寄り付くと、終始プラス圏でもみ合った。年内の米利下げ期待の高まりや、中国政府への政策期待が地合いを支えた。中国国務院(内閣に相当)が一部の省や政府機関に対し、不動産在庫問題の解決に向けて各地方政府が数百万戸の未販売物件を買い取ることについて意見の聞き取りを開始したと伝わるなか、本土各紙は浙江省杭州市臨安市が区内にある最大1万平米の分譲住宅を買い取り、公共賃貸物件にする計画を発表したことを取り上げた。
セクター別では、不動産サービスが全面高。不動産開発、建設コンサルティング、内装・建材なども高い。半面、海運・港湾運営、家電、漢方薬、自動車などが下げた。
上海B株指数は0.33%高の253.08ポイント、深センB株指数は0.2%安の1121.40ポイント。